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台車開発の小話

代表松本の台車はこうして作られた…開発小話

写真【代表松本学】クリックで拡大表示


木製平台車eb-00
木製平台車eb-02
木製平台車eb-03
木製平台車eb-04
木製平台車eb-11
単管パイプ組立台車TWINシリーズ
単管パイプ組立木製台車TWIN-W
アングル製平台車TWO-TOP
高さ調整可能フリースロープ
「あったらいいな」を募集中。




初めまして。株式会社エビス代表の松本です。

さて、ここで、弊社の台車がどのようにして開発されたかを、お話したいと思います。
私が揚重(荷揚げ)作業に出会ったのは、ユニバーサルスタジオジャパンの建設工事の時期でした。
工事現場での作業自体は揚重・荷揚げ以外で経験してたのですが、職種が違えば全く違うものです。当時は何もわからないまま友人に誘われ、男の子なら少しは憧れるであろう「鳶みたいな人」デビューをはたす事になったのです。

あれから10年以上、あらゆる工事の揚重作業に従事し、色々な実のある経験をさせて頂きました。その経験を生かし、「あったらいいな」を形に変えて、自分達はもちろん、お客様にも喜んで頂ける商品を開発しようと思ったのです。

株式会社エビス設立

会社設立と同時に、「使える台車」を選定。しかし、やはり建築資材搬入、揚重業で使える台車はありませんでした。
色々な台車を試し、ここまで歩んできましたので、辿り着いたのは、「自分たちで作る」ということでした。
まずは、弊社の従業員達が少しでも使いやすく、怪我をしたり、事故が起こりにくい、より安全な台車をテーマに。そして次に効率が良い台車…という風に進んでいきました。

昔は、樹脂製(許容荷重300kg程度)やスチール製(許容荷重400kg~500kg程度)の台車に許容荷重以上の物を積載し、強引に動かそうとする(石膏ボードを30枚積載してそれを往復…なんてしてたら日が暮れますもんね。。。) すると押す側の人間はフルパワーで押す事だけに集中し、前で補助する側の人間は、必死に引こうとする・・・そして許容荷重以上に積載した台車がすっと動いた時に、引っぱってた人間の足にキャスターが載り上げ、怪我。。。
なーんて事は、多かったんです、そういう事故が。
実は私もその一人です。安全靴を履いてようが、小指の部分って死角部分というか弱点なんですよね。 骨折こそ免れましたが、小指の爪は剥がれ、見るも無残な状態になりました。完治するまで45日くらいかかったような記憶があります。あれは大変でした。初の松葉杖でしたからね。そのような苦い経験も味わった上で、自社開発する事になったのです。
自社開発と言っても、そんな大げさなものではないですが(笑)

そして現場で、「兄ちゃん、その台車ええな!どこで売ってるんや!?」とお声を掛けて頂いたところから、全てが始まりました。

木製平台車eb-00はこうして作られた

木製平台車の最小サイズとして誕生しました。
実は木製平台車eb-01という商品がありまして(eb-02と、同じようなサイズ(510mm×750mm)の480kg対応の台車でした。廃盤商品)。
それよりも小さくして、2台をペアで使用する台車として後からラインナップに追加されたまだまだ新参者の台車です。
用途時には、フォークリフトやハンドパレットのフォーク部分のツメ幅を気にする事なく、2台で荷受けする事が出来るサイズです。実はeb-01では、若干ですが、フォーク部分のツメ幅を気にしながらの搬入作業をしておりました。 また、クレーンでの揚重・荷揚げ作業時にも、クレーンで吊った材料や資材を台車2台で荷受けする際、ベルトスリングや吊りワイヤーが噛まないか、結構注意が必要だったりしました。 それを解消するべく、開発された新サイズのしかも許容荷重もそのまま480kg対応タイプ。2台で960kg対応です。

もちろん、eb-01やeb-02と同じく、動くだろうか…と思うような積載重量でも意外にスッと動かせたりします。 かなりお気に入りの木製平台車サイズとなりました。弊社の揚重・荷揚げ事業の方でもこれから大活躍する台車となるはずです。
この台車の誕生により、eb-01はその役目を果たし、廃盤商品となったわけです。

2台ペア使用の積載図

左記の写真は、3尺×6尺サブロク(910×1,820)を積載した場合の写真です。 プラベニを使用してわかりやすく写真を撮影してみました。

おわかり頂けると思いますが、台車と台車の間にかなり余裕があります。
ハンドパレット、フォークリフトでの積載物の荷受けや荷降ろしの際のリフトの爪部分、クレーン使用時のベルトスリングの噛みに気を遣わず、使える台車です。
ベルトスリングを噛まないように気を遣うとか…そういう確認は大事ですが、一発でスッと置ける、荷受け出来るかどうかが重要なポイントですからね。



木製平台車eb-02はこうして作られた

「小物や小さい箱物等を積載する時に、気持ちが良いサイズ」をテーマに開発。
これはeb-00と全く同じキャスターなので、低床台車。しかも、狭い廊下を1台で使用する時に重宝する4輪自在車。 これが一般的に市販されてる樹脂製台車に近い台車サイズなので、扱いやすいのではないか?という観点で製作しました。

床材の遮音のゴムマットなんか、重たいでしょ??職人さんが持ってる市販の台車じゃ、全然積載出来ず…。 しかも廊下が狭かったりしたら…そんな時はこのeb-02が大活躍するわけです!

実際、搬入時間がかなり短縮されました。台車って1人工以上の働きをする事なんかはざらにあるもんです。 私自身の引っ越しの時にも活躍しました。小さめのEVですが、対応出来、助かりました。作って良かった(笑) 軽々押せる台車は、安定も良いので、一人でも楽々運搬出来ます。 今となっては、一般の方にもお薦め出来る台車となりました。
余談ですが、実際、レンタルでよく個人の方が借りていかれます。

木製平台車eb-03はこうして作られた

冒頭でも書きましたが、会社設立する前に所属してた会社で、もっと使える台車はないのか!?と、強い台車を色々探し、試してました。 樹脂製の台車はやはり許容荷重不足。少し無理な積載をすると、台車自体が変形してしまい、元に戻らなくなってしまい、使えなくなってしまいます。許容荷重以上積載するから、そうなってしまうのですが(笑)

そこで高いですが、1台4万円程度のスチール製台車を購入。許容荷重400~500kgくらいの台車で、当時は「そこそこ使えるなぁ~!」と。ですが、使用していくとだんだんボコボコに…。 使い方も悪いのでしょうけど、揚重屋としては台車使用頻度は高いですからね、仕方ない部分があります。。。 大きい現場でゼネコンがリースしてるゴッツイ1tくらい積載出来る大型平台車は、値段が高すぎます。 購入すると6~8万円くらいしたのでは!? 強いし、使える台車なのですが、なんせ自重が重い!リースで長期っていう場合にはそこそこ使える台車なんですが。 あの台車は、始動力が大きく、動き始めるまでにかなり力がいりますよね。。。大きい声では言えませんが(笑)

石膏ボード用として謳ってる台車は結構あるのですが、なかなかこれだ!というものに出会えず。
結局、会社設立する時に、自社で作ってしまいました!

市販の一般的なサイズは3尺×6尺(サブロク)サイズを積載するとバランスが難しかったんです。 石膏ボードがバランスを崩し、雪崩のように…なんて事があったもんです。新人研修中の人間に多かったですね。 危険ですし、他の作業員を巻きこむ恐れもある。しかも現場の建物や他の物を破損してしまう場合も。

「3尺×6尺サイズを安定して運搬出来る強い台車」をテーマに改良を重ねて製作された台車です。 初めは、600×900サイズでしたからね(笑)
それが750mmになり、700mmで落ち着きました。
800kgくらい積載すれば十分なんです。二人で無理せず押せるくらいの始動力。 60枚くらいの積載なら一人でも押せてしまえるほど。(※ご使用はお二人で、安全に!)お客さんの内装業者様にも重宝して頂いてる台車です。

積載動画もありますので、ご覧くださいね!スッと動きますから(笑)

木製平台車eb-04はこうして作られた

上記のeb-03でもお話した、大型平台車サイズで、「より重量物を、そして自重を軽く」をテーマに作られた台車です。

大型商業施設のC工事の時期には、搬入用EVの使用時間が厳しく取り決められております。時間が非常にシビアに決められていたり、EVに続く行列を順番待ちしたり。

下手するとEV待ちが作業内容では!?…なんて事もあります(笑) 当たり前で仕方のない状況なのですが、そんな時は、一度により多くの積載物を積んで、効率良く運搬したいものです。 1回のEV使用でどれだけたくさん揚重するか。少しずつの量で順番待ちなんかしていたら、確実に日が暮れます(笑)
そんな時に大活躍するように開発されたのが、eb-04です。 1tの許容荷重のキャスターなので、サイズも大きく、自重は重くなるのですが、大型の什器でも楽々。 石膏ボードを積載してから、その上に他の物を…なんて事も可能です。

C工事で効率が良い搬入を。他社と差をつけ、時間短縮。材料さえ揃えば、工事も捗ります。

木製平台車eb-11はこうして作られた

お客様から600×900の1t台車のオーダーが2台入ったんです。
医療機器CT装置運搬のための台車でした。これはバランスが重要だと思い、低床の1t台車を提案させて頂き、納品させて頂きました。
バランスが予想以上に良くて、これが元で商品化したのがeb-11です。

単管パイプ組立台車TWINはこうして作られた

以前、単管パイプ組立台車eb-05(許容荷重800kg)、eb-06(許容荷重1,400kg)という商品を販売しておりました。

これは100mmの角パイをベースに自社で溶接し、赤錆び塗装をし、ウレタンクリヤー仕上げをしておりました。大人気の商品で塗装が追い付かないという現状に陥りました。(弊社の工房は小さいので、数に限りがあるのです。)

それで「キャスター交換が出来るともっと便利ではないか!?」、「塗装はやはり、ドブ漬け塗装(正式には、溶融亜鉛メッキ塗装)が良いのでは!?」それをテーマに改良し作られたのがTWINシリーズです。キャスターを選んで頂けるので、用途によりTWIN800・TWIN1200・TWIN1400をお選びください。

eb-05の写真 eb-05の写真廃盤商品のeb-05写真







単管パイプ組立木製台車TWIN-Wはこうして作られた

上記のTWINシリーズを改良していく上で、必要ではなくなった穴付きのクランプが余ってしまったのです!(笑)

そこで突然、ハッ!!!と思い付いたのがWOODバージョンの単管パイプ組立木製台車というわけです。
もちろん、業界初です!思い付いた時は、何でこう考えなかったんだろう?と不思議だったのを今も覚えております。一瞬、不可能なのか!?と戸惑ってしまいました(笑)

開発というのはそういうもんです。
自重がめちゃくちゃ軽いので、女性でも楽々持ち運び出来ます。省スペース保管出来ますので、棚の上にでも乗せておけるサイズですね!

自画自賛の商品です(笑)

アングル製平台車TWO-TOPはこうして作られた

アングル製の台車で2台ペアで使用出来る台車を使った事があります。それが使いにくかった事からeb-00が生まれたりしたのですが。
でも、やはりスチール製の方が好きな方が多いようで、内装業者さんの使用されてる台車の使いにくい点を改良してみました。

まず、スチール製なので、積載物が鉄製だったら滑りやすい。2台をペアで使用すると、それがどうしても危険なのです。そこで滑り止め(落下防止)防止プレートを付けてみました。軽鉄下地材の束ならこれで解消出来ますね。
それとキャスターとアングル部分の隙間で指詰めをよくしたのですが、このTWO-TOP1000ならキャスターとアングル部分に隙間が適度にあるので安全です。

ゴム車輪なので、ウレタン車輪より建築現場向きとして作っております。そして、ドブ漬け(溶融亜鉛メッキ塗装)なので、防サビも万全。キャスター交換も可能。最高のアングル平台車になりました。

【TWO-TOP】の開発をしてる際に、ふと、このキャスターも合うんでは!?と思い付き試してみたところ…バッチリ!そんなわけで、TWO-TOPも2種類になりました。それがTWO-TOP700です(笑)
TWO-TOP700の方が床面高が高いんです。184mmあります。ですから、ハンドパレットを使って積載物も上げる際は、最高位200mmのハンドパレットで最高位付近まで上げないと台車が抜けないです。でも、ご安心ください。最高位200mmのハンドパレットなら間違いなく抜けるので大丈夫ですよ!
TWO-TOP1000の方が若干自重が重く、キャスターの始動力も大きいので、初めに力が必要です。使い勝手の良いのはTWO-TOP700なのかもしれませんが、そこは使い方、用途によりますね。

何度も工場とやりとりしてサンプルをいくつ作ったか…。何度、諦めそうになった事か…。そんな渾身の台車です(笑)。じっくり比較してご購入ください!

高さ調整可能なフリースロープはこうして作られた

東京の大手揚重業者さんと一緒に仕事をさせて頂いた事があります。
その時に、手配してもらったのが高さ調整可能なスロープでした。

「良い物があるなぁ~!」と早速、使い勝手のいいように作ってみました!(笑)

やはり安全が第一です。少しの事で搬入効率は予想以上に遅くなってしまうものです。
建築現場の電気の線に苦労した事はないですか!?もちろんこのフリースロープなら電線を交わす事が出来ますので、搬入効率アップ間違い無しです。許容荷重1tなので、小型の高所作業車の通行や、フォークリフトの通行も可能ですね。

最後に

長々とお話させて頂きましたが、弊社では、皆様の「あったらいいな」を常に募集しております。
どのようなご意見でも、気軽にお寄せください。こちらのメールフォームから入力、送信頂くと、私や従業員達が大変喜びます!

「こんな台車を作れないか?」、「この部分をこうして欲しい」等、ドンドンご相談ください。
小社だから出来る事があります。小社しか出来ない事もあります。

私達、株式会社エビスは、皆様の笑顔を見る事が出来る「あったらいいな」を開発し続けます。
エビス代表ブログ「雑草道」でも、入荷情報や、最新情報、裏話が書かれております。

代表取締役松本学サイン

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